ワインディングのコツとは？
いりゃあせ～。ワインディングは、バイクのツーリングの楽しみのひとつ。
次から次へとカーブを曲がっていく爽快感は何物にも代えがたいもんやけど、この爽快感に危険も潜んどる。
ワインディングでは「一歩先には危険が潜んでいる」ことを大前提にして走るんがまず大前提、そのうえで「先を見越した走行」を心がけたいわな。
ワインディングの醍醐味を味わえるカーブほど見通しが悪いし、ブラインドコーナーなど対向車の存在を確認しづらい傾向があるからだがね。
しかも山道ともなると、鹿とかの野生動物が突然飛び出してくることもある。
だから、カーブの角度、視界がどれだけ開けているかを確認して、もし不意に対向車が障害物が現れたときにもとっさに対応できる速度でコーナーに入ることを忘れないようにしたいわ。
そして、「落石注意」などの標識がないかどうかの確認も必須。
もうひとつ、コツというよりも基本やけど、コーナーに入りときにはセンターにラインを取る。
もし対向車が眼前に迫ってきても、センターにラインを取っていればとっさに避ける予知を確保できるからだがね。
バイクのレースを見ていると、コーナーに入る時には外側に寄ってカーブする際に内側に寄る、っちゅう「アウト・イン・アウト」のやり方をよく見るけど、あれはあくまでサーキットでのコーナーリングの話で、一般道のコーナーでは不意の事態に対応できるためにもセンターのライン取りが前提になるんだわ。
はじめてワインディングを試してみるなら、この点を忘れないようにしたいよね。
リラックスすることが大切だ
それから、心身ともにリラックスした走行を心がけること。
「ワインディングのいい機会や、思う存分楽しもう！」って気合を入れすぎると速度を出しすぎてしまうし、不安や緊張を抱えすぎてしまうと不意の状況にとっさに対応できない。
事故の原因になるような不測の事態は滅多に起こらないもんやから、あくまで「何か遭ったとき」に遭遇する備えつつ、リラックスして運転を楽しむ心構えを忘れんように。
自然体で、自然に意識と体の両方が反応してワインディングができるような状態が理想的だがね。
走行ルールを自分に課すことも重要
リラックスすることともかかわってくるけど、自分の中でコーナーリング・ワインディングの際に走行ルールを課しとくのがいい。
自分のライディングスキルや経験も踏まえつつ、「コーナーでは◯◯km/h以上のスピードはださん」「コーナーが連続するなら必ず途中で減速する」とかのルールを決めておくと、よりリラックスして運転することができる。
また、自分のルールの範囲内で走行していれば対向車や障害物と遭遇したときにもとっさに対応しやすい。
ワインディングは非日常的な走行を楽しめる機会やけど、日常から離れても自分の走行ルールからは逸脱しないように。