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メットインにキー閉じ込めてをしまったら

バイクのメットインの構造とは?

原付バイクの多くは、シートの下に収納スペースが設けられています。
この部分は一般的にメットインと言います。
バイクの収納スペースとは最も大きく、ここにヘルメットを保管する人が多いことからこの名称が付けられています。

容量が大きなものだと、ヘルメット以外にも小さな工具や雨具、財布などの貴重品を入れている方も多くいます。
ほとんどのバイクは大きなスペースが一つ設けられているだけですが、利便性を高めるために小さなポケットが別についていたり、ネットなどを取り付けられるようにしたりしているモデルもあります。

このメットインの蓋はシートとなりますが、基本的にはシートをそのまま閉めると自動的にロックされるようになっています。
そして、開けるためにはシートの下側にある鍵を開ける必要があります。
この仕組みはイチイチ鍵をかけなくても良いという便利さがあるのですが、逆にこれがトラブルの原因となってしまうこともあります。
それは、メットインの中にバイクのキーを入れた状態で、間違って蓋を閉じてしまうという状況です。

ヘルメットを脱ぐ時などに、ついキーをこのスペースに入れたまま閉めてしまうということもありますし、意図せずに何かの拍子に蓋が閉まってこともあります。
こうなると、蓋を開けるためのキーが内部にありますので開けることはできなくなってしまいます。

メットインにキー閉じこみをしてしまった場合の対処法

このように、メットインにキーを閉じ込みしてしまうトラブルは結構多く発生しています。
JAFの統計では、バイクに関するトラブルの上位として3位にキー閉じ込みが入っています。
ちなみに1位はバッテリーあがり、2位はタイヤのパンクですから、いかにキーインが身近な問題であるかが分かります。

キーインをしてしまった場合、自宅の近くであればスペアキーを取りに行くのがベストです。
それができない場合、JAFを呼んで開けてもらうことができます。
会員でないなどの理由でJAFを呼べないのであれば、鍵屋さんかバイク店に依頼することになります。

ただし、どのバイク店でも鍵を開けられるというわけではありません。
そのため、バイク店によってはパーツごと取り外すか、メーカーに頼んでスペアキーを取り寄せるという方法しか取れないことがあります。
かなり時間がかかるケースもありますので、あらかじめお店に電話をして聞いた方が良いです。

一方で鍵屋さんはこの道のプロですので、特殊工具を使って開錠することができます。
バイクが置かれている場所まで出張してくれることが多いので、電話一本で来てくれるというのもうれしいところです。
もちろん、出張料も含めて費用がかかりますので、依頼の際には料金を確認した方が安心でしょう。